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【わかりやすく】ゆっくり茶番劇とは？柚葉や特許事務所、UUUMの見解【まとめ】

 

「ゆっくり茶番劇」の商法登録問題が炎上しまくっていますね。

問題はYouTuberの柚葉さんが、イラストの著作権を保有している訳でもない第三者であるにも関わらず、商法登録をしてしまったことで柚葉さんに使用料を支払わねばならないという意味不明なことが起こっています。

しかし、「ゆっくり茶番劇とはなんだろう？」と思っていた方も多いはずなので、ここでゆっくり茶番劇について調べました。

Contents
  1. 【わかりやすく】ゆっくり茶番劇とは？
  2. 「ゆっくり茶番劇」の著作権の問題は？

【わかりやすく】ゆっくり茶番劇とは？

「ゆっくり茶番劇」とは、「ゆっくり」と呼ばれる二人のキャラクターを使い、寸劇を行う動画のことです。

上記動画はYouTubeで「ゆっくり茶番劇」と検索すると上位に表示されるまったりさんという方の「【ゆっくり茶番劇】最強の殺し屋がターゲットに恋をした」というものです。

このまったりさんのように三次創作物として、自由に「ゆっくり」というキャラクターを使って公開ができます。

「ゆっくり」のキャラクターについてご説明します。

「ゆっくり」の起源は東方プロジェクト

ゆっくり茶番劇は「東方project」のシューティングゲームから派生した作品のキャラクターの一つです。

「東方project」はZUNさんという方の同人サークル「上海アリス幻樂団」で展開した作品です。


引用元：東方Project

二人のキャラクターは「博麗霊夢」と「霧雨魔理」という名前がついています。

「ゆっくり」は三次創作で世間に浸透

アスキーアートというのは、インターネット上にこのような形の絵をインターネット上で作成するものです。

当時アスキーアート職人であったDプ竹崎さんという方が、この博麗霊夢と霧雨魔雨という二人のキャラクターに「ゆっくりしてね！」というコメントを添えて公開しました。

その後、インターネット掲示板でこの「ゆっくり」が浸透したため、同人イラストレーターのまそさんが、ご自身のホームページでイラスト化したものがこちらです。

つまり、原作はZUNさんで、Dプ竹崎さんのアスキーアートは二次創作、その後三次創作としてマソさんがイラスト化して広まったとのことです。

「ゆっくり」の名前の由来は分かりやすさ？

ただこの二人のキャラクター、先ほども述べましたが「博麗霊夢」と「霧雨魔理」という素敵なお名前があるんですよね。

しかしなぜか「ゆっくり」という愛称で浸透しまっている。。。

これには２chの創設者であるひろゆきさんも述べていますが、イラストレーターのまそさんが書いた「ゆっくりしていってね」というイラストが面白くて浸透したというのがあるようです。

確かに「博麗霊夢」と「霧雨魔理」っていう名前は読みにくい気もします。

「ゆっくり茶番劇」の著作権の問題は？

柚葉さんの問題で明らかになったのが、この著作権の問題です。

柚葉さんはこの三次創作までの著作物には全く関係のない人物であるため、第三者が「ゆっくり茶番劇」という商標を取得したことになります。

東方Projectでは、二次創作物についてはいくつかの条件を満たせば自由に使うことができます。

  • （条件）東方Projectの二次創作であることを明記
  • （禁止事項）東方Projectのイメージを損なう内容など

東方Projectで二次創作が認められているのは、円滑なファン活動であるためとなっていますので、今回のようにビジネスが絡むことは認められていないと思われます。

柚葉の主張

問題の発端は柚葉さんがTwitter上で商法権を獲得したと報告したことです。

特許権には「異議申立期間」という２週間の期間が設けられており、不当な申請を異議申し立てが可能となっています。

柚葉さんはこの異議申立期間の過ぎた２週間後に広くTwitterで告知をしたので、悪質であると言われています。

海特許事務所の見解は無効審判がされるかもと発言

今回の柚葉さんは海特許事務所という特許事務所から商標登録を行いました。

法律制度上は問題ないことを説明していますが、規模の小さいコミュニティで使われている商標は気付くことができないため見落としがあるということも発言されていました。

日本は実体審査を経て登録になりますので一般の方の負担は小さいですが、小さいコミュニティで使用されている商標については気付くことができない状況がありますので、チェックしておく必要があります。

引用元：海特許事務所

今後については、自身の商標（ZUNさん、Dプ竹崎さん、まそさん）の間で話し合いが行われて、場合によっては無効審判において小さなコミュニティないであっても不正の目的で争われると予想されています。

商標権者と本商標は自身の商標であるはずと思われる方との間で話し合い等が行われ、場合によっては無効審判がなされるでしょう。

無効審判においては全国的な周知性がなかったとしても、一地域で周知商標であったことを主張する（同項第１０号）、混同を生じる可能性（同項第１５号）、不正の目的（同項第１９号）で争われるのではないかと予想されます。

弊所がそれに対してどう関わるかは、商標権者の考えをまだ確認できていませんので確認してからとなります。

引用元：海特許事務所

いずれにしても、関わった者として特許事務所は真摯に対応していくつもりであると発言しています。

Cony.liveは柚葉に警告処分を通告

Cony.liveは「匿名クラブ」が運営しているコミュニティですが、柚葉さんはそこに所属することがわかっています。

そのため、所属規約及所属契約違反が認められたそうなので「警告処分」としたことを明らかにしています。

また続けてツイートした内容では、法律面の精査が必要とのことですぐに解雇にはならないということです。

UUUMは柚葉と関係なし

柚葉さんはUUUM所属であることをネット上で公開していましたが、UUUM上のホームページでも名前がなく、嘘なのではないかと炎上していました。

実際のところ、Cony.liveから「警告処分」が通告されたことから、UUUM所属ではないことがわかります。