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Twitterが有料化する可能性はほぼ0!理由は競合アプリとイーロン・マスクの発言から

2022年4月26日にTwitter社が実業家であるイーロン・マスク氏に買収されることが判明しました。

その直後に「Twitter有料化」がTwitterにトレンド入りする状態に。

しかし、安心してください。

Twitterが有料化する可能性は0に近いです。

理由は競合アプリとマスク氏の功績にあります。

Twitterが有料化する可能性はほぼ0!

Twitter社の運営するTwitterがイーロン・マスク氏に買収されることが発表されました。

マスク氏がTwitterを買収した後には、株式は非公開されることが発表されています。

短文投稿サイトを運営する米ツイッターは25日、米電気自動車(EV)大手テスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏がツイッターを買収することで合意したと発表した。マスク氏が約440億ドル(約5兆6000億円)で買収し、取引完了後にツイッターは株式を非公開化する。2022年中の取引完了を目指す。

引用元:スポニチ

Twitter社が買収されることで「Twitter有料化」がTwitterでトレンド入りすることになってしまいました。

理由はTwitter社は2013年の上場以来、純損益が18年、19年を除いて赤字続きだということもあるかもしれません。

しかし有料化される可能性はほぼ0です。

理由をご説明します。

Twitterが有料化する可能性はほぼ0なのは競合アプリとイーロン・マスクの発言から

Twitterが有料化する可能性はほぼ0です。

理由はTwitter社が有料サービスである「Twitter ブルー」を開始した際に「Twitterの無料バージョンは廃止されることはない」と明言しているからです。

引用元:Twiiter

ただこれはTwitter社が現段階で述べていることであって、イーロン・マスク氏が会社の所有権を取得した際には変わることは十分にあり得ます。

しかし、今回に限りその可能性は低そうです。

理由は2つあります。

理由1:競合アプリはほぼ全てが無料

Twitterの特徴は短文をつぶやくことのできるアプリですが、似たようなサービスを行っている会社はたくさんあります。

短文ではないけれど知り合いとつながることのできる「Facebook」、写真に特化している「Instagram」、動画に特化している「Tik Tok」などそれぞれTwitterと差別化を図りながら、それぞれのニーズを満たしています。

これら全ては無料で使うことができます。

ではTwitterがここで有料化したらどうなるでしょうか?

おそらく辞める人が多いのではないでしょうか?

実際にTwitter上でも「有料化したら辞める」という方が大半を占めています。

中高生の8割以上がアプリが有料化したら辞める

若年層調査を行っているテスティーは、MMD研究所と共同で「中高生のスマートフォン利用状況調査」というのを行っています。

その中で「無料で利用しているデジタルコンテンツが有料化した場合はどうするか」という質問に対し、8割以上の83.2%が「他の無料のコンテンツを探す」と回答しています。

「無料で利用しているデジタルコンテンツが有料化した場合どうするか」を調査。すると、83.2%が「他の無料のコンテンツを探す」と回答した。一方で、13.9%が「有料になっても値段や内容によっては利用を検討する」と答えた。その他、「そのアプリを消去する」「親に相談する」「払える値段なら利用するが、払えない値段なら利用しない」「そのアプリを低評価する」といった意見が上がった。

引用元:MarkeZine

あくまでもこれは日本人の学生を対象にしたアンケートですが、非常に説得力のあるものだと思われます。

なぜなら「無料アプリは代替が可能」ということを表しているからです。

皆さんも経験ありませんか?

以前は携帯電話で電話していたけど、電話回線を使うと通話料金がかかってしまうからLINE通話だったら無料なので、LINE通話ばかりしていませんか?

無料で使えるものには勝てないのです。

Twitter社も上場企業ですから、その辺りは念入りに市場調査をしていると思います。

理由2:イーロン・マスク氏の発言から

イーロン・マスク氏はTwitter上でTwitterについて発言を多数していますが、特に「言論の自由」について強調しています。

例えば2022年4月26日行ったツイートでは「私を酷評する批評家さTwitterに残って欲しいと願う。それが言論の自由というものだから」と述べています。

またピン付されている2022年4月26日のツイートでも「『言論の自由』とは単に法的に合致しているものを示しています。私は法を超える検閲に対して反対です。もし人々が言論の自由を減らして欲しいと望むのなら、私はそのための法律を制定するように政府に求めるでしょう。つまり、法律を超えることは人々の意思に反することです」と述べています。

マスク氏が「言論の自由」を強く主張していることはわかるのですが、ここでTwitterを有料化したらどうでしょう?

無料で使えない、使用料を払うことのできる一定数のユーザーが使うことのできるTwitterは果たして「言論の自由がある」とは言えるでしょうか?

マスク氏は先日講演したTEDトークでも「Twitterは一種の町の広場のような存在となっている」と述べています。

町の広場って話したい人が好き勝手やってきて言いたいことを言い合う場だと思いますが、それを有料化したらただのおしゃべりにお金を払う人なんていないですし、言論の自由も守られないですよね。

つまり、マスク氏がTwitterを有料化することはほぼないと言えます。

Twitterの有料化する可能性は本当にほぼ0なのか?

ここまでTwitterを有料化する可能性はほぼ0だと述べてきましたが、本当にそうでしょうか?

もしイーロン・マスク氏がTwitterを有料化することがあるとしたら、それは業績のためと考えられます。

実際にTwitter社は3期連続赤字であるため、業績の立て直しが急務になります。

引用元:Yahoo finance

言論の自由は主張するものの、5兆円で購入した投資がマイナスになることは実業家のマスク氏は許さないでしょう。

そのため、Twitter社の黒字化のためにはマスク氏は有料化を選択することもあるかもしれません。