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神田沙也加の経歴まとめ!声優やミュージカル女優としてのキレイな歌声を披露

神田沙也加さんが2021年12月18日に逝去されました。

あまりにも突然の別れに日本中が悲しさの渦に巻き込まれましたが、これまでの輝かしい功績は何年経っても色褪せません。

この記事では、神田沙也加さんの生前の声優やミュージカル女優としての軌跡をまとめたいと思います。

神田沙也加の経歴まとめ!

神田沙也加さんは35歳という短い一生ながら、たくさんの演劇作品や声優として作品に携わってきました。

まずその功績を辿ってみたいと思います。

1998年映画「Bean Cake」

1998年、神田さんが12歳の頃にロサンゼルスの日本人学校へ通っていました。その時に両親のことは明かさずオーディションを受けてヒロイン役を勝ち取りました。

この映画はのちに2001年第54回カンヌ国際映画祭で短編パルムドール(短編部門の最高賞)を受賞しました。

2001年ALICE名義で芸能活動を開始

神田沙也加さんは1999年にALICE名義で母親の松田聖子さんの曲「恋はいつでも95点」という曲を作詞したりして、作詞家としても活躍されていました。

2001年に正式に江崎グリコの「アイスの実」でCMを初主演するなど、女優として活躍をはじめました。

2002年5月『ever since』で歌手デビュー

ソニーミュージックエンタテイメントから『ever since』でデビューを果たします。その後、映画「ドラゴンヘッド」でヒロインを演じ、本格的に女優としてもデビューを果たしました。

2004年「INTO THE WOODS」でミュージカルデビュー

2004年7月に約20倍のオーディションに勝つ残り、宮本亜門さんの演出するミュージカル「INTO THE WOODS」の赤ずきん役に抜擢されます。

この時、神田沙也加さんは「両親が有名人だから私を選んだのですか?」という質問を宮本さんに投げかけたそうです。

その時、宮本さんから返ってきた言葉が

『ちゃんとあなたを見て選んだんだから、あなたはあなたのままで自信を持ってそこに立っていいんだよ』

引用元:MANTAN WEB

神田さんはその一言に救われて芸能活動の今があるとのちに語っていらっしゃるほど、大切な言葉だそうです。

2005年芸能活動休止

順調かと思われた芸能活動ですが、2005年の高校を卒業を機に芸能活動を休止します。

その後、飲食店でアルバイトを始めます。飲食店でのアルバイトをした理由について

(自分の好きな歌やお芝居は)「労働の感覚として賃金をいただくという感覚が得にくい」印象があった

ということから、足がクタクタになるまで働いてその感覚を養おうと思っていたそうです。

アルバイト先は会席料理店とダイニングバーの2店だったそうですが、神田さんには合っていたようで正社員に勧誘されるほどだったそうです。

そのことを大地真央さんに相談したら、

大地真央さんに『(女優は)誰でもできることじゃない。人生、ワンチャンスよ』と言われてから、やはり私は女優をやるとなったんです」

引用元:スポーツ報知

と言われて、女優を再開することになったそうです。

2006年『紫式部ものがたり』で芸能界復帰、「神田沙也加」名義活動開始

2006年に「紫式部ものがたり」で芸能活動復帰を果たします。この時は大地真央さんが主演を務めていらっしゃいます。

またこの時に名義を「神田沙也加」に変更し、本名での再出発に

「両親の思いが詰まった『神田沙也加』で出来るのは、うれしくもあるし、緊張もする」

引用元:スポーツ報知

2014年3月『アナと雪の女王』でアナ役を好演

神田沙也加さんは「母親は松田聖子、父親は神田正輝」という肩書が付きまとってしまっていてどうしても親の七光りなのではないか?と言われていた時期もありました。

しかしこの誰もが知る「アナと雪の女王」のアナ役を好演したことで、「神田沙也加」という独立したアーティストを確立したとされています。

現在では神田さんより下の世代は「神田沙也加の母親は松田聖子」と言われるほどになり、いかに神田さんが自身で道を切り開いてきたかというのが分かりますね。

2018年長年の夢だった菊田一夫演劇賞を受賞

2018年に優れた芸術家を表彰する「菊田一夫演劇賞」を受賞しました。

その時の会見で

「作品ごとに指導してくださる先生たちに食らいつき続けていたら、いつの間にか10年が経っていました。まだまだひよっ子ですけど、いつも藁にもすがる思いで食らいついていました」と感慨深げに回顧。涙をみせ、何度か言葉に詰まる瞬間もありながら「やっと誰かに決められたわけでもない、自分で選んだ大好きな道に自信を持てるような気がします」と誇らしげな表情を浮かべた。 

引用元:オリコンニュース

2021年「マイ・フェアレディ」が最後の出演

2021年9月から「マイ・フェアレディ」のイライザ役を好演されていました。

この役は元々は大地真央さんが行っていた役で2018年から神田さんが引き継いでいらっしゃいました。

声優やミュージカル女優としてのキレイな歌声を披露

神田沙也加さんの魅力は正直、1記事ではまとめきれません.

他にも見ていただきたい作品がありますので、まとめていきます。

ミュージカル「キューティー・ブロンド」

2017年3月に開幕したミュージカル「キューティー・ブロンド」の一幕です。

ミュージカル「王家の紋章」

ミュージカル「王家の紋章」のヒロインキャロル役を演じた時の一幕です。神田さんは黒髪より、金髪の方がお似合いですよね。

ボカロカバーアルバム MUSICALOID

以前受けていたインタビューで秋葉原へBLや百合系の漫画を買いに行くとおっしゃっていた神田さんは、ゴスロリ系のファッションも大好きだったそうです。