れいわ新撰組の大石あきこ議員が元大阪府知事で弁護士である橋下徹さんに訴えられたと話題になっています。
この記事では
- なぜ橋下徹が大石あきこを訴えたのか
- 大石あきこと橋下徹の確執の始まりはサービス残業
についてまとめています。
橋下徹が大石あきこに賠償請求をした
2022年2月3日にれいわ新撰組の大石あきこ議員が元大阪府知事で弁護士の橋下徹さんから告訴されたことをTwitter上で明らかにしています。
ちょ、待て
— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員(大阪5区) (@oishiakiko) February 3, 2022
橋下徹 @hashimoto_lo にうったえられたんだが#パニック訴訟 #大石あきこ橋下徹に訴えられたってよ pic.twitter.com/a7hBMYSeht
告訴内容については記載されていませんが、大石あきこさん自身のTwitterで『れいわ新撰組 衆議院議員 大石あきこ「橋下徹からの告訴状について」のご送付』というプレスリリースを発表しています。
プレスリリースから読み取れることは、
- 橋下徹さんは大石あきこさんの発言が「たびたび攻撃的な表現行為を繰り返している」
- 「名誉毀損行為、社会評価を低下させる行為である300万円を支払え」
ということのようですね。
詳細は裁判が始まる前なので、公開していないということでしょう。
ただ大石さんの行動が「攻撃的」でそれが橋下さんにとっては「名誉毀損、社会評価を低下させる行為」であるということなのは確かでしょう。
橋下徹が大石あきこを告訴したのはサービス残業がきっかけ?
大石あきこさんと橋下徹さんとは、長い間確執があるようです。
大石さんがプレスリリースでも語っていた通り、橋下徹さんとは2008年、今から13年前の橋下さんが大阪府知事就任初日に噛み付いたことから始まります。
大阪府知事就任初日に大石あきこが噛み付く
大石さんは橋下さんが大阪府知事に就任した際に、大阪府の職員として働かれていました。
大石さんのブログによると、当時30歳以下の若手社員だけの朝礼に出席した際に、橋下さんが以下の発言をしたとされています。
そこで頭にきた大石さんは「どんだけサービス残業やってると思ってるんですか!?」と噛み付いたそうです。
そしてその返答に橋下さんは「サービス残業、してくれるのはありがたい」と返答したものなので、問題となりました。
サービス残業は当たり前ですが、下記にも記載のある通り違法行為だったので、違法行為を府知事が推奨しているようにも見えてしまったことが問題でした。
労働基準法では、原則として法定労働時間(1日8時間・1週間に40時間)を超える労働を禁止しています。法定労働時間を超える労働は時間外労働とみなされ、割増賃金の支払いが必要です。そのため、割増賃金の支払いを伴わないサービス残業は、労働基準法違反にあたります。
引用元:MiTERAS
橋下徹と大石あきこの確執
橋下徹さんと大石あきこさんは「サービス残業」の発言から噛み合わない存在としてお互いを認識し始めたように思います。
橋下徹は「大石パニックおじさん」と呼ばれる
2021年11月のエキサイトニュースによると、大石あきこさんに対して過剰反応としか思えない攻撃を執拗に繰り返したそうで、そこから「大石パニックおじさん」と揶揄されるようになったそうです。
れいわ新選組の大石あきこ衆院議員の維新批判に対し、過剰反応としか思えない攻撃を執拗に繰り返し、ネット上では、橋下氏のことを「大石パニックおじさん」とからかう声まであがるほどの状態になっていたのだ。
引用元:エキサイトニュース
確かにSNSを見てみると橋下さんのことを「大石パニックおじさん」と呼んでいる方がいらっしゃいますね。
大石パニックおじさんは
— ねしべあ☠️ (@1xBL69p7H6BIl6H) November 24, 2021
パニックになりすぎて
維新に噛み付いて自爆した😂
橋下徹。大石パニックおじさん笑。れいわを脅威と感じてる証拠。大石。れいわ頑張ってくれ。
— 徳山 玄 (@nbsFxYBRwgewXRz) November 30, 2021
Twitter上でのやりとり
2021年に文書費で問題になった件で、橋下さんは下記のツイートをしています。
立憲民主も国民民主もれいわも共産も起きてまっか?山本太郎さんも4時間で200万円相当の収入を丸取りでっか?丸取りならあんたらの言うこと信用ならんで! https://t.co/va9qU8T22F
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) November 14, 2021
これに対して、大石さんが「維新を倒すためなら100万円でもなんでも使います」と回答しています。
維新が「100万円もったいない」と空騒ぎ。よう言うわ。
— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員(大阪5区) (@oishiakiko) November 14, 2021
資本家やマスコミと結託して、この国のカネやリソースを好き放題に浪費してるのが維新。なにより非正規雇用を推進しまくって、大阪や日本の景気を停滞させた損失は計り知れない。
維新を倒すための戦費として私は100万円でも何でも使います。
この後も橋下さんから大石さんへの批判が繰り広げられます。
これがれいわ新選組の国会議員の実態。選挙開票日のたった4時間で現金100万円(国会議員への適用税率からすると収入200万円相当)をもらうことに何の後ろめたさもない。政治闘争資金として政党交付金があることも知らないようだ。 https://t.co/etCaHqsGtB
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) November 16, 2021
とツイートし、その後も秒刻みで
- あんたらが使うそのお金、誰が負担してるの?もっと納税者に対して謙虚になれよ!この人、元公務員。こういう人たちは、府市民のことよりも自分たちの待遇向上が第一の傾向あり
- しかも、このれいわ新選組の大石議員。比例でギリギリの当選で、10月31日には当選が確定していない。1日未明に当選が確定。それなのに10月分の文通費100万円を丸取り。0日で100万円!れいわ新選組とその議員の非常識は異常。しかも元公務員。
などと大石議員を名指しで批判してきました。
恐らく橋下さんと大石さんは水と油のような存在なのでしょうが、今回の裁判で決着がつくのではないでしょうか。
橋下さんは元政治家、大石さんは現役の政治家なので発言には気を付けたいものです。
そういえば小泉進次郎さんもいろいろな発言をされていますね。